echo.  
 
(メニューバー)あらすじ舞台紹介ギャラリーダウンロードパブリシティキャンペーンキャラ投票WEB4コマ(メニューバー)
 
 
ギャラリー
イベント画
そこに、一人の少女がいた。
夏の日射しのなか、細い背中をこちらに向けてたたずんでいる。
少女の名前は恋といった。
【涼一】「おはよう」
【恋】「――おはよう」
【涼一】「遅れて悪かったな、うっかり二度寝してたんだ」
【恋】「そう」
【涼一】「ちょっと急ごう。走れるか?」
――こくん。
無言のまま、かすかに恋がうなずく。
【涼一】「じゃ、行くぞ」
家の前から延々と続く、長い坂道。
俺たちはそこを早足で下っていく。
【涼一】「大丈夫か? 具合とか悪くないか?」
【恋】「――へいき」